岐阜県羽島郡笠松町の輸入車整備・修理専門店リズテックです。
今回は、岐阜県岐阜市のお客様よりご入庫いただいた「令和３年式プジョー リフター」のアドブルー警告表示点灯・エンジンチェックランプ点灯修理の事例をご紹介します。

入庫時の症状

・エンジンチェックランプ点灯
・アドブルー警告表示点灯（残走行距離のカウントダウン表示あり）

最近のディーゼル車では、アドブルー（尿素水）を使った排気ガス浄化システムが搭載されていますが、不具合が発生すると今回のように
「アドブルーの補充を促す表示」や「一定距離後エンジン再始動不可」などのメッセージが出ることもあり、オーナー様にとっては不安な症状です。

診断機によるシステム点検

まずは専用診断機を車両に接続し、故障コードの読み取りおよびライブデータの確認を行いました。

・診断機接続点検
　└ アドブルー噴射系統（インジェクター）関連のエラーを確認

配線やカプラーの接触不良、アドブルータンク側の不具合がないかも併せて確認し、今回は「アドブルーインジェクター本体不良」が疑われる状態でした。

実施した修理内容

お客様にも状況をご説明し、以下の内容で修理を実施しました。

・アドブルーインジェクター交換
・シール交換
・インジェクター設定初期化
・アドブルー関連リマインダーリセット作業実施

アドブルーインジェクターは高温の排気管まわりに取り付けられているため、経年や走行距離に応じてトラブルが出やすい部品のひとつです。
交換時にはシール類も同時に交換し、確実にシール性が保てるように組み付けを行いました。

作業後のチェック

交換・設定作業が完了したら、再度診断機を接続して以下を確認します。

・故障コードが消去されていること
・アドブルー噴射関連の学習値・設定が適正であること
・警告灯・メッセージが消灯していること

その後、実走行によるロードテストも行い、エンジンチェックランプ・アドブルー警告表示が再点灯しないことを確認してご納車となりました。

アドブルー警告は早めの点検がおすすめです

アドブルー警告表示やエンジンチェックランプをそのままにしておくと、

・一定距離走行後にエンジン再始動ができなくなる
・排気ガス浄化性能が落ちる
・他の関連部品へ負担がかかる

といったリスクもあります。
「補充してもすぐに警告が出る」「何度かリセットしてごまかしている」といった症状がある場合は、アドブルーインジェクターやポンプなど、システム自体の不良が隠れている可能性があります。

プジョー・シトロエンなど輸入車のアドブルー不具合もお任せください

リズテックでは、今回のプジョー リフターをはじめ、プジョー・シトロエン・BMW・メルセデスベンツなど、各メーカーのディーゼル車アドブルーシステムの診断・修理に対応しております。

・アドブルー警告が頻繁に点灯する
・エンジンチェックランプが消えない
・ディーゼル車の排気系トラブルが心配

といった症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

岐阜県岐阜市・各務原市・羽島市・大垣市周辺で輸入車のアドブルー警告やエンジンチェックランプ点灯でお困りの際は、
岐阜県羽島郡笠松町の輸入車整備専門店「リズテック」までお問い合わせお待ちしております。